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6 河野洋平というお坊ちゃまくん

 さて、しかし、しかしなのです。この朝日新聞の大キャンペーンで、韓国は騒然となります。
 韓国政府は、約束を守らなかったのです。
 それを鎮めるために、石原官房副長官によると、ありとあらゆる省庁、アメリカの公文書館、国会図書館などに人員を派遣して調べさせたそうです。そして、石原氏自身が、
「八方手を尽くして調べたにも関わらず、強制連行を示す資料は出てこなかった」
 というのです。
 要するに、従軍慰安婦の強制連行など、なかったのです。
 ましてや、幼女誘拐強姦≠ネどというとんでもない破廉恥犯罪は、全くなかったのです。
 スピノザは、顔を上げていいのです。
 それでも慎重な日本政府は、慰安婦であった、と名乗り出た金学順を初めとする16人の自称元慰安婦からの聞き取り調査を行いました。
 これが、ボタンの掛け違えの始まりです。しかも、その聞き取りを行ったのが、2ちゃんねるでは紅野傭兵、(つまり赤い中共の雇い兵)と揶揄される河野洋平官房長官(当時)だったのですから、なにをかいわんやです。(グイン・サーガの副主人公、紅の傭兵・イシュトバーンのファンの皆様、ご免なさい)。
 これは、ご存知の方も多いと思いますが、朝鮮には、泣き女、という職業があります。
 朝鮮では、葬式の時には、身内は張り裂けんばかりの声で泣き叫び、ジタバタと身を揉んで、痛切の念を表さなければなりません。でないと、冷情な、つまり情のない人間と見なされて隣近所、親戚から軽蔑、排斥されます。
 しかし、遺族だって人間です。そうそう涙を流し続けることは出来ないし、泣き声を上げ続けることも出来ません。涙も尽きるし、声も嗄れます。でも、泣き声が途絶えると、あの家族は冷情だ、と誹られます。
 そこで、泣き女の登場です。疲れた家族に代わって、泣き女は昼も夜も泣き声を上げ続けるのです。
 ですから、韓国人が日本の葬式に列席すると、ものすごい違和感を覚えるそうです。
 例えば子供が死んだ場合など、父親はもちろんのこと、母親でさえ、寂しそうな笑いを頬に浮かべ、静かに参列者に挨拶をする。うっすらと浮かぶ涙を拭うだけで、泣き叫んだりしない。
 日本人は、やはり冷酷、無情な人種なんだ、と思うのだそうです。
 さらに、韓国人女性には身世打鈴(シンセ タリョン)という習慣があります。本来は、鈴を打ち鳴らすムーダン(巫堂)と共にやるのだそうですが。
 これは、数人の仲のいい女性が集まり、いかに自分の身の上が不幸であるかの、不幸自慢をするんですね。そして、みんなで可哀想にと泣きながら慰め合う。
 そうやって、ハンプリ(恨を解く)を行うんだそうです。韓国人は恨(ハン)を楽しむのだ、などと呉善花さんが述べています。
 で、河野洋平、この泣き女たちのハンプリに巻き込まれてしまった訳です。多分、お坊ちゃんの河野洋平のことですから、泣き叫ぶ老女たちの迫力に圧倒され、その言い分をコロッと盲信してしまったのだと思います。
 愚かなことです。


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