21 嘘つき・韓国教科書
ちょっと待て!
とお思いですか?
一国の教科書が、全くの嘘、出鱈目を書くはずがないだろう!
そうお思いですか?
無理もありません。
でも、即断はなさらずに、もう少しおつきあい下さい。もっと信じられないような話が、いっぱい出てきますから。
まあ、伝統的に、なあなあで土地所有関係が明確でなかったところで、こういう近代的な所有者確定をしますと、必ず齟齬は出てきます。
自作農で、土地持ちだと思っていたら、この土地調査事業の結果小作農に転落してしまった、という事例はあったようです。
でも、いずれにしろ、それは朝鮮人同士の話。それで得をした日本人はゼロですから。
それに、最終的に農地を追われた朝鮮人は、一人もいません。
でも、農地を追い出されて火田民(焼き畑農業を行う農民)になったのは、いっぱいいたんだろう?
そうお思いですか?
以下、中川八洋、前掲書p71から。
――なお、火田民が(中略)増加したのは、この地に、日本が鉄道その他の交通を開発したためである。それ以前に決して入ることのできなかった、朝鮮北部の深山幽谷に火田の適地が大量に「発見」されたからである。農地問題とは関係がない。――
Enjoy Koreaで、読んだところによりますと、朝鮮には、昔から国家が把握していない火田民が相当数いたようです。それが、それまでは行けなかった朝鮮半島北部に行けるようになった、と、こういうことのようです。
どうやら、これも、いわゆる日帝の搾取≠ニは、あまり関係がなさそうです。
さて、お次は、
「朝鮮総督府は、これらの没収した農地を、東洋拓殖株式会社などの日本人が経営する土地会社に払い下げたり、韓国に渡ってくる日本人に安価で引き渡したりした」
という主張です。
これは、本当のことでしょうか?
同じく、中川八洋著「歴史を偽造する韓国」p72から。
――(前略)在鮮の日本人の農家総人口は4万人(約1万戸、1922年)で、同年の朝鮮人農民総人口1434万人に対して1%にもならぬ0.3%未満であった。(中略)
東拓の斡旋で移住した日本人農家のうち4割近くが、「騙された!」と帰国して定着しなかった。(中略)不人気の最大の理由は、東拓が日本人に農地を安く売らなかったからである。東拓の日本人用の土地価格は、1911年が水田反当り15円、1927年は反当り120円であった(資料選集・東洋拓殖会社)。日本人の誰も買う気がおこらないほど高かった。――
と言うことですね。
1911年当時の米1キロが16銭です。
で、2007年の標準米60キロが約15000円です。つまり1キロが250円になります。1526倍、米価が上がった計算になります。
1911年の一反当たりの値段、15円に1526倍をかけます。22000円強になります。
で、現在は、地権者希望価格で1反(300坪)150万円ぐらい、実勢価格はその十分の一だそうです。つまり15五万円。(この辺りは、検索すればすぐ出てきます)。
2011年現在のように、所得が向上していない、1911年当時は、米の価値は相当高かったと推定されます。しかも、現在の土地は、他の物価に比べて相対的に値上がりしています。ですから、当時の農民にとって15円という値段はかなりの負担でしょう。
要するに、「韓国に渡ってくる日本人に安価で引き渡したりした」というのは、嘘だということになります。
うーん、そろそろ、呆れてきました。本当に、反日出来るなら、なんでもいいんですね。