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26 「ルーツ」「ルーツ」「ルーツ」

 次は、徐京植という東京経済大学教授が書いた、「半難民の位置から」影書房、という本からです。p45〜46です。ウリ・サフェ事務局会長・鄭h満なる人物の話。

――1924年生まれの(鄭の父)一泰は、全羅北道南原の貧しい農家の四男で、18歳のときに農作業中、姉の目の前で日本軍人により引きずられるようにして強制連行された。筑豊の炭鉱では「太陽を見たこともない」過酷な強制労働をさせられ、敗戦末期には飛行場建設をやらされた。(中略)
 中学校時代のある晩の光景が(鄭h満の脳裏に・スピノザ注)ふと蘇ったのもこのころだった。家族でテレビを観ていたとき、父親が突然、ボロボロと泣き出した。「なんして泣きよるとー」。鄭が聞くと、父親は「オレはこげんして連れてこられた」。
 テレビは、当時評判になったアレックス・ヘイリー作の映画「ルーツ」をやっていて、黒人が連行されて船底に詰めこまれるシーンだった。――

 1924年生まれで18歳のときと言えば、1942年のことですね。で、強制力を持った徴用が、朝鮮人に適用されるのが、昭和19年(1944年)8月8日から。
 あれ? 話が合いませんね。
 徴用が始まったのは1944年からなのに、1942年に強制連行された? どう考えてもおかしいですね。
「ルーツ」が流行ったから、なんだか自分も悲劇の主人公になりたくて、強制連行云々を、鄭一泰が脳内で妄想したんでしょうね。
「ルーツ」に自分たちを比定するなんて、本当に有無を言わさず強制連行≠ウれてきた黒人奴隷たちに失礼というものです。
 ここまでくると、黒人奴隷に対する侮辱ではないか、と怒りさえ覚えます。
 なんだか、あーあ、という気持ちになりますね。まあ、一通り読みましたけど、本当にくだらない駄本でした。これ以上検証しても無意味でしょう。
 またコリアンの嘘、捏造なわけです。
「ルーツ」に描かれている、黒人奴隷のような強制連行なんて、なかった。ふざけるのも、いい加減にして欲しいものです。
 で、次のような次第になります。

――2002年11月13日、朝日新聞「声」欄より
「親だからこそ子どもに早く」会社員 柳智成さん (東京都千代田区 32歳)
(前略)
 私は十六歳の時、突然親から「お前は本当は韓国にルーツを持つ朝鮮人だ。区役所に行って外国人登録証明書を作るように」と言われた。
 祖父が日本に強制運行されたことも初めて聞いた。(後略)

 おやおや、在日コリアンの柳智成さん。「強制連行」された人の子孫だそうです。お気の毒に。
 で、それが、八年後にはこうなります

――2010年1月25日、朝日新聞「声」欄より
「もっと簡易な帰化制度望む」会社員 柳 智成(川崎市多摩区 40)
 永住外国人に地方参政権を付与する法案についての反対意見が一部に根強くある。僕の祖父母は80年前に日本の植民地支配による朝鮮での生活苦から渡日した。
(中略)
 日本は、勇気をもって多民族国家への道を歩み、「日本国民」の枠組を大きくしていただきたい。それこそが在日韓国・朝鮮人に対する歴史的贖罪であり、責任の一つの取り方である。

 おや!
 8年経ったら、今度は柳 智成さんのお祖父さんは、
「強制連行」ではなく、
「日本の植民地支配による朝鮮での生活苦から渡日した」ことになっています。 

 在日コリアンの「強制連行神話」が、崩れてしまったんですね。

 さすがに、もう「強制連行」とは、強弁できなくなった。
 それでも、図々しく「歴史的贖罪」なんて言っている。
 しかも、「簡易な帰化制度」を望んでいるということは、実は帰化できないんじゃないか、と。
 つまり、密航してきた不法移民の子孫ではないか、と疑うことも出来ますよね。その辺、どうなんでしょう?


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