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1 スピノザとKポップ

 韓流ブームだそうです。
 しかし、2ちゃんねる界隈では、この韓流ブームに疑問が持たれています。
 実際、スピノザの周囲では、チャングムにはまった母娘が二人だけいましたが、この二人も他の韓流ドラマには全く興味を示していません。
 韓流が大嫌いな美人の奥様なら知っていますが。
 スピノザは、はっきり言ってドラマや映画には全く興味がありません。元々、テレビドラマや映画を見ない人なのです。
 ですから、ここでは映画やドラマの、いわゆる韓流スターは取り上げません。
 しかし、音楽には多少、と言うか、かなり興味があります。
 スピノザはクラシックオタクです。
 それも、基地外と言っていいほどの合唱好きです。
 いわゆる合唱オタクには、合唱以外のクラシックは聴かない、という人も多いのですが、スピノザはそんなことはありません。
 オーケストラも聴きますし、幸いなことに地元にちゃんとしたプロの弦楽四重奏団があるので、そのコンサートにも良く足を運びます。
 スピノザの合唱歴は、四十数年に及びます。そのうち、三十数年は指揮者として活動してきました。あわや、全国大会一歩手前、というところまでいったこともあります。
 まあ、最近は、病気をしてしまったので、そういう高度な団体の指揮からは遠ざかっていますが。
 そこそこ、耳には自信があります。
 おまけに、スピノザが学生時代に入り浸っていた喫茶店は、ジャズやロックをバックグラウンドミュージックとしてかけていました。
 スピノザが大学を出たときに、オイルショックが日本を襲ったため、同級生誰一人として就職できませんでした。そのため、卒業後も数年間その喫茶店に入り浸っていました。
 ですからジャズやロックを聴く耳も、それなりに持っているつもりです。
 で、今回、聴いてみることにしました。
 Kポップ。
 検証のためです。
 なにせZAKZAK、に寄稿した酒井政利氏によりますと、
「日本の芸能界は成熟しているように見えて、まだまだ幼稚。が、芸能界自体が潰れるわけがないという認識を持っているためか、幼稚さに蓋をして進もうとしている感がある。(中略)
 これ(韓流の流行)を機に、日本のアイドルたちも、歌やダンス、演技、表現力に努力を重ね、学芸会から本物の芸へと進化させてほしいものだ」ということです。( )はスピノザ。
 つまり、Kポップグループは、日本のアイドルを幼稚で学芸会レベル、と思わせるほどの完成度を誇っていると主張されている訳です。
 こういうことを言うのは、何も酒井氏だけではありません。
 KーPOP事情に詳しい、と言うフリーライターの小野田衛氏なども、日刊SPA誌上で、次のように発言しています。
「スパルタ式の練習によって仕上げられたKーPOPアイドルのダンス、歌唱力の高さに比べると、日本のアイドルは練習生レベルにも満たないコが多いのです」
 だそうです。
 ま、そんなわけで、本当かなあ、と思い、聴いてみたわけです。Kポップ。


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