3 Kポップの誇らしい歌唱力!
歌は、……。
まあ、あまりあげつらうのも何ですが、可もなく不可もなし、というところでしょうか。少なくとも、魅力的ではない。
声がね、全く訓練された声ではありません。幼稚な発声です。
ポップスの発声としても、悪い方でしょう。とても、スパルタ式のトレーニングを積んだとは思えない。
浜崎あゆみからキラキラ感が取れた声を、集団で歌うことによって力があるように見せかけているだけ。それだけの声です。しかも、それを音響設備でボリュームがあるように見せかけている。
うん、情けないし、迫力もない。宇多田ヒカルのような味もありません。
歌詞が全く聞き取れないのは、ご愛敬。しょうがありませんね。韓国人ですから。
「どうして君を……」だけは、二部に別れる部分がありますが(でも、ちゃんとハモっていない。苦笑)、それ以外は基本ユニゾンで、音楽的に見るべき部分もありません。
今どき、素人のカラオケだって、彼ら、彼女らより歌の上手い者はいくらでもいます。
スピノザが、昔、病気になる前に振っていた合唱団のカラオケ大会なんて、それはもう壮絶でしたから。
みんな上手すぎる、
という意味でです。
総じて、Kポップの特徴を一言で言い表せば、
単純=A
この一語に尽きます。
ダンスが駄目、歌が駄目、編曲が駄目。
まさか編曲者が同じということはないだろうと思いますが、何とか特色を出して差異化を計ろう、という努力が全く見られません。どの曲もこの曲も、同じ整形外科が手術した顔みたいにそっくりです。
単調で退屈なこときわまりない。
ですから、みんな同じ曲に聞こえてしまいます。それぞれ、キャッチーなフレーズを持っていたはずなのに、耳に残らない。
現に、今さっき聴いたばかりの六曲なのに、今はもう区別がつかなくなっています。東方神起なんて、一曲はバラードだったのに、他の曲に埋もれちゃってる。