23 植民地の人口
一応植民地インドでも、人口は増えています。インカ帝国や、アステカ帝国みたいに悲惨なことにはなっていません。
確か、1880年頃の2億2000万人ぐらいから1930年頃の2億6000万人ぐらいにまで増えていたと記憶しています。(ソースは、昔勉強した脳内です。すみません)。
50年間でざっと120パーセント弱への増といったところでしょうか。医療の発達によって、疫病などによる死者が減少したことが、主な原因だと言われています。
でも、やはり、日帝統治下の、僅か35年で倍増した朝鮮に比べると、見劣りしますね。
しかも、一方で、イギリス支配下のインドでは、度々大規模な飢饉≠ェ起こっています。ベンガル地方などを中心に、数百万人規模で餓死者が出ている始末です。
おまけに、イギリス統治下にあったアイルランドでも、大規模な飢饉が起こっています。ウィキペディアによれば、その際、人口の20パーセントが餓死、または病死したということですから、相当なものです。
日本統治下の朝鮮で、朝鮮人から餓死者が出たなどという話は、スピノザは寡聞にして存知ません。
逆に、李氏朝鮮時代には、毎年のように餓死者が出ていました。
「春窮」という言葉がありますが、ご存知でしょうか?
これは、いわゆる、端境期である春に窮乏して餓死者が出る、ということです。これが、李氏朝鮮時代には、年中行事でした。
今の北朝鮮がそうですね。北朝鮮は、あれで国際的な食料援助がゼロになれば、本当に餓死者が続出するでしょう。
それと、全く同じです。
韓国が、米を主食とすることが出来たのは、1970〜1980年代あたりからだそうです。
その前は、日帝時代も含めて、麦飯や、粟を始めとする稗やコーリャンなどの雑穀を食べていました。
米は、輸出品目だったのです。
今の日本人が、神戸牛や松坂牛などの高級牛肉は、輸出して、庶民はオージービーフを食べるのと同じ構造ですね。
と言うことで、この教科書の、
「我が農民は食料事情が極度に悪化し、飢餓線上に苦しむようになった」
という記述も、真っ赤な嘘、捏造です。
当然、朴慶植の「二重、三重の収奪」などというのも、単なる妄言です。