７ 編曲者は誰だ！
と、ここまで書いてきて、やはりＫポップスの編曲者が気になってきました。誰が、こんな人前に出せないような編曲をしているのか。
そこで、検索してみました。
してはみたんですが……、スピノザはインターネット歴は長いのですが、基本２ちゃんねるのＲＯＭ専で、検索などは苦手です。どうしても、知りたいことがヒットしてきません。
でも、検索の過程で、さっき書いたのとは違い、どうも韓国人が結構作詞作曲しているらしい、ということが分かってきました。
しかし、２ちゃんねる、ハングル板の、「韓国ブーム検証スレ」では、ヒット曲は日本人の作詞作曲が多い、と言われています。このあたりは、今後の研究課題になりそうですが、あんまりこんなことに時間は使いたくないしなあ。
で、その途中で、Ｋポップのことを書いているあるブログに出会いました。彼（彼女？）は、少女時代の「ＢＡＤ ＧＩＲＬ」という曲を紹介して、こう言います。
――本当に、ＫＡＲＡといい、この少女時代といい、ＫーＰＯＰのアレンジャーやコンポーザーのセンスは抜群です。
日本のクリエーター！もっとがんばれ！ ――
どうもこの書き方だと、Ｋポップには、専属のアレンジャーでもいるような気がしてきます。
ま、それはともかく、彼（彼女？）が、歌もダンスも、そしてアレンジも〝完璧〟という「ＢＡＤ ＧＩＲＬ」を聴いてみることにしました。
男子三日会わざれば刮目して見よ。と言います。女子も同じことだと思ったからです。
で、ちゃんと正座して聴いてみました。
が……。
ううむ。
ま、はっきり言って、あんまり印象は変わらないな。リズムは単純だし、和音構成、と言うかポップスだからコード進行かな。それの妙なんてあってなきがごとしで、バックバンドも、パーカッション以外は、なんかせいぜい二つぐらいの音しか出していないように聞こえます。
ただ、ベースを無視しているのは、わざとかな、という気もしてきました。
とにかく、バンドも歌も、高音でキャンキャンと、スピッツみたいに吠えている感じです。この、甲高い音が、好みなのかも知れません。